赤ちゃんが口にしたりするおもちゃの安全性についてのお話です。

「おもちゃの安全性」

見学会などで一所懸命おもちゃで遊んでいる赤ちゃんをみるとつい微笑んでしまいます。

赤ちゃんは寝ている時と食事の時以外の時間のほとんどを遊んで過ごします。遊びを通して赤ちゃんは成長していくのです。しかし、そのおもちゃが安全でないとしたら赤ちゃんは常に危険にさらされていることになります。

おもちゃの危険性は、尖った部分での事故や誤飲といったような目に見える危険性と、おもちゃをかんだりすることで有害物質が体内にはいり器官に影響を与えるという、目に見えない危険性があります。一度、目に見えない危険性を知ると、おもちゃを口にして遊んでいる姿を笑って見られなくなります。今日は、おもちゃの目に見えない危険について話していきます。

おもちゃに使われる素材に塩化ビニル(注1)があります。塩化ビニルには素材をやわらかく・弾力あるものにするために可塑剤としてフタル酸エステル類を含んでいるものがあり、このフタル酸エステル類は生殖系への悪影響を与える環境ホルモン(地球のこと・生み出される自然環境問題参照)とされています。そして、このフタル酸エステル類は赤ちゃんがおもちゃをかんだりすることで体内に入る危険性があります。つまり、いつ塩化ビニールのおもちゃを口に持っていくかわからない赤ちゃんは、危険と隣あわせの状態になっているということなのです。また、塩化ビニルも不適切な生産・焼却の時にはダイオキシンを発生し、結局は私たちの体に悪影響を与えます。

現在赤ちゃん用のおもちゃには、材質や添加剤の表示のある製品が増えています。何も知らずおもちゃで遊ぶ赤ちゃんのために、おもちゃ選びの基準に材質を考えてみることは必要ではないでしょうか。私たちはおもちゃの材質を知ることで有害物質から赤ちゃんを守ることができるので気をつけましょう。
ワンポイントアドバイス

注意 :塩化ビニル・可塑剤を加えることによりやわらかくなる透明性の高いプラスチック。
材質表示には塩ビ・PVC・ソフトビニールなどと表示されています。

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